見積もり書のチェックポイント

このページでは、複数業者に問い合わせをして、外壁塗装の見積もり書を比較検討する際に知っておくべきポイントを紹介します。

ココが違う!外壁塗装の見積もり書の要チェックポイント

相見積もりをとったとして比較をする場合、業者によって違うのは金額だけではありません。項目や明細などにも違いがあり、チェックすべきポイントは主に以下の8点になります。

1.塗料の商品名やグレードが明記されているか

外壁塗装見積もり書のイメージ塗料代の項目でチェックするのはその具体的な製品です。「シリコン塗料」「断熱塗料」などの一般名詞で記載している業者は注意した方がいいでしょう。同じ性質の塗料でもメーカー及びグレードによって価格設定は異なるので、具体的な商品名とグレードがきちんと明記されていることを確認してください。それらがわからない見積もり書の場合は、問い合わせてみる必要があります。

2.使用する塗料はすべて同じランクか

塗料にはランクがあって、メーカーが定めた耐用年数も異なります。家全体を塗り替えする外壁塗装の場合、塗る場所によって塗料は違ってもランクはすべて揃えておく必要があるわけです。ランクが違う塗料を使い分けてしまうと、次回の塗り替え時期がまちまちになってしまうので、このような見積もり書を出してくる業者は避けるのが賢明です。

3.塗装箇所が全て網羅されているか、一式の場合は何が対象か

塗装に関する見積もりで、そもそも「一式」という提示をしてくる業者はあまりおすすめできません。塗り替えをする場所としては、外壁や屋根だけでなく軒天や雨樋、木部や鉄部などが含まれているかどうかのチェックが必要です。信頼できる業者なら明細としてきちんと施工内容を明記していると思います。

4.複数業者の塗装面積を比較してみる

現地調査をした上で、塗装業者は実際に塗装をする部分の面積を算出して、塗料の使用量や職人の稼働量を計上しています。建坪や延床面積が同じでも、建物の形状によって外壁の面積は変わってくるので、これはプロである塗装業者の計測能力をチェックすることができます。

また、塗装面積といっても実際に塗装をしない部分まで含めている業者もいるので要注意。例えば、窓や玄関など開口部の施工はしないのに、建物の表面積からその分を除いていないケースがあるわけです。

塗装面積と、足場や養生の面積も比較してみてください。これら3つがすべて同じになることはないので、計測がいい加減か試算が雑かのどちらかだといえます。

5.塗装が三度塗りになっているか

外壁塗装における実際の塗装作業は下塗り・中塗り・上塗り三度塗りが今や常識。これは施工する業者が決めるわけではなく、塗料メーカーの仕様であり、性能を正しく発揮させるために遵守すべき方法なのです。

ところが、見積もりを安く見せるために二度塗りで済まそうとする業者も中にはいるので、三度塗りかどうかと、塗料の使用量はそれに見合った量なのかをチェックするようにしてください。

6.ケレンが見積もり項目に入っているか

ケレンとは下地調整として古い塗膜を剥がしたり、サビを落としたりする作業。塗料を外壁にしっかり定着させるためには、この作業がとても重要となります。当然、外壁や屋根の劣化状況によって作業の手間も変わってくるので、現地調査した上で金額が算出されます。

7.見積もり金額が他業者と大きく違っていないか

相見積もりをとって著しく高い業者に発注するヒトはいないと思いますが、最安の業者を選べばお得かといえば、必ずしもそうはいえません。安いには安い理由があるので、それを確認する必要があります。

使う塗料が同じなら、その部分で大きな金額差は出ないはずなので、大幅に安い見積もりで受注するとすれば、実際に使う塗料を減らしたりランクを下げたりするか、人件費を削るかしているはず。塗料を誤魔化すのは詐欺にもなり得るので問題外ですが、注意したいのは人件費=職人の質です。

10年近く塗装を維持しようと思えば腕のいい職人に施工してもらいたいですよね。そのためには適正価格というものがあり、この部分をあまりケチって業者選びするのは結果的に損をする可能性が高くなるのです。

8.保証書に期間や適用対象の記載があるか

外壁塗装の保証はあくまで塗膜に対する保証であって、建物自体の壁や屋根が原因でトラブルが起きても、それは保証外となります。最近は塗装専門会社でも自社保証を付けてくれるところが増えていますが、保証対象となる範囲はどこまでか、保証期間は何年なのか、きちんと明記しているかをチェックしましょう。保証期間は塗料メーカーの耐用年数よりも短期間になるもの。塗料によって耐用年数は異なりますし、これらもきちんと説明してもらえば判断できるでしょう。

また、施工後に無料の定期点検を実施してくれる業者もあるので、保証だけでなくアフターサポートはどうなっているのかも確認してください。

実際に3社を比較!こんなにも違う!?見積もり事例をチェック

複数社による外壁塗装見積もりを比べることで見えてくるもの

ひとつの見積もりだけではわかりにくい点も、複数の見積もりを見比べることで見えてくる点もあります。ここでは4点ほど重要ポイントを紹介しておきましょう。

1.自分の家の外壁塗装工事の適正価格が見えてくる

少々手間はかかっても5~6社に問い合わせをして、現地調査をした上で見積もりをとってみると、単に金額の高低だけでなく、工事費用の相場感が見えてくると思います。安いだけの業者を選ぶのは不安がありますが、二番目に安いところを選ぶのが即正解ではなく、適正価格を知ることこそが重要。その点では複数業者が集中する価格帯こそ、費用と施工品質のバランスがとれた適正価格になると思います。

2.必須の作業項目がわかる

すべての業者で作業項目が同じとなるわけではありませんが、外壁塗装をする上で欠かせない作業というものがあって、それはどの業者を選んでも見積もりに含まれるもの。上でも触れた塗装の三度塗りも今や必須作業のひとつですが、二度塗りでも大丈夫!というような業者に騙されないためにも、マストの作業項目が見積もりにちゃんと含まれているか、全項目でチェックしてください。

3.不要な作業項目がわかる

必須作業とは反対に、業者によっては不要と思われる作業も見積もりに含めている場合があります。例えば、ベランダの防水工事では足場が不要なケースもあるのですが、パック料金を設定している場合、そこから不要分を減額するといった柔軟性がなく、結果としては割高になることもあるわけです。

本当に真摯な業者なら、現地調査を踏まえて作業の要不要をきちんと試算して、その説明もきっちりしてくれるはずです。

4.自分の家にとっての最適な塗料・プランが見えてくる

ひとつの業者が複数プランを提案してくれるのも珍しくはありません。それでも、ベスト提案は1社につき1案なので、真のベストプランを見極めるには複数業者のベストプランを比較検討する必要があります。

同じ要望を出したとして、業者側でも得意とする塗料や施工方法、費用対効果に対する考え方の違いなどがあるため、どれが一番おすすめのプランか?を確認することで、外壁工事への取り組みも含めて比較することができるでしょう。例えば、かなり築年数が経っていて、塗り替えは最期で次は建て替えという時期なら、高ランクの塗料を使う必然性は低いですよね。一方で、業者として高性能塗料をセールスすることを優先しているなら、依頼側の都合よりも売りたい製品をプッシュしてくると思います。

安価であることが目立つ外壁塗装の見積もりは要注意

同等の施工内容なら、より安い業者に発注したいと思うのは当然ですが、安価であることを優先して外壁塗装業者を決めてしまうと、後で後悔するリスクもあります。そこで、相見積もりをとってから交渉する過程で注意したい、値引きを強調する業者の手口を紹介しておきます。

当初見積もりから大幅な値引きをしてくる

相見積もりをとって比較検討していると伝えると、急に大幅値引きを提案してくるような業者は要注意。本当にそれだけ値引くことができるとしたら、当初見積もりの積算根拠は何だったのか?という話しです。値引き後の金額で施工できるのかもしれませんが、手抜きをされたりするリスクもあるので注意が必要です。

今だけ!の値引きを強調する

「今契約してくれれば、もう○万円値引きしますよ」などといって契約を急かす業者も要注意。値引き後の金額こそが正価で、そもそもが契約をとるためのセールス方法ということも考えられます。また、期間限定のキャンペーン価格なども、頻繁にキャンペーンを実施していたりする業者もいるので、じっくり他社比較する時間を待てないような業者は避けておくのが賢明です。

大阪の優良な外壁塗装業者を総チェック!比較ガイドはこちら